コインサロン

World Mony Fair 2018 in Berlinレポート;スラブケースって・・・

 

コレクターの皆様、コインにちは。そしてあけましておめでとうございます。ルナコインの辻でございます。

 

 

 ドイツはベルリンにて2月に行われたWorld Money fair 2018に行ってきました。

 

 

IMG 4760  クンカーのオークションから始まり、大規模な即売会、各国造幣局のブースが出たりと、ヨーロッパでは最大規模のコイン催事です。ちなみに今年は日本造幣局のブースも出てました!

 

IMG 4778

即売会は相変わらずの盛況ぶり。筆者好みというか、純粋にコインコレクションを楽しめます。

 

この「喜び」を追いかける感覚。これが本当はコインの価値を呼ぶんですよね。。。

  

IMG 4759

オークションも高額落札が多数出ました。中世から近代の欧州大陸コインがすごい人気でした。この流れは日本にも来るのではと実感しました。

 

筆者も参加しましたがなかなかライバルが多く難しい。お客様に頼まれていたものは予算をはるかに上回り、自分のものもほとんど取れない状態。

さらにコイン購入者が世界的に増えている感じを強く受けてます。

 

IMG 4756

ここだけではないですが、世界、とりわけ欧州で行われているコインオークションはいわゆる「ノンスラブ」、鑑定ケースに入っていないものが主流である傾向です。今回のクンカーオークションも、大方8-9割くらいは裸のコインでした。

 

 

  

確かにスラブケース入りのほうが初めての方には安心して買いやすいでしょう。その意味では普通にいいことと思います。

 

 

ただ筆者の意見としては、コインに鑑定の「点数」がつくというのは味気なく違和感がずっとしていて、それはコインそのものの価値というよりも、グレード点数が価値を独り歩きさせる感じがしています。コインそのものの本質でないにもかかわらず。

 

筆者の推奨する売却法の一つですが、普通に信用あるオークショナーに任せればちゃんを値段はついてくる。スラブあるなしにかかわらずです。だから、こういう場所に行くと「スラブって何?」って思います。「グレード(数字)」の意味を感じない。

 

 

私が欧州のオークションに参加し心がしっくりくるのはこういう理由からです。

 

 

スラブケース入りのコインは安心して買いやすい反面、どうしても価格が高くなる傾向がありそれがお客様のコインのさらなる購入、楽しいコレクションの発展を妨げている一つのように感じています。

 

 

スラブケースの中には、どういうわけか中のコインの特性と違う表記がしてあったり、またそれを普通に販売しているのを見かけたりもします。スラブケースが過信されているのかもしれません。

  

IMG 4772

スラブケースも現代っぽくて悪くありませんが、ハダカコインのもつ本来の味わい、手に取れる喜びをぜひもっと知ってほしいと思います。

 

そのために弊社はあるべきと、今回のドイツ出張にて決意を新たにしました。

 

またお便りします。最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

当店のサービスは原則会員様のみとさせていただいております。レアコイン情報がご所望の方は、ぜひ無料会員登録をお勧めします。

 

 

会員登録はこちら

 

 

 

アンティークコイン投資、専門買取り、金貨、銀貨 記念コイン販売、ご予算に合わせた収集のご相談は、ぜひルナコインにご連絡ください!

 

 

 

 

 

 

 

友だち追加数