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第一回TCCフロアセッション特別出品;”愛と美のカリスマ“ 高村光雲刀 純金聖観音像 4.34kg超 

 第一回TCCフロアセッション特別出品;高村光雲刀 純金製聖観音像 4.34kg超 造幣局刻印

 

開催日時:2019年12月1日AM11:00~(日本時間JST) 

※WEB事前入札:2019年11月10日~11月30日

開催場所:ルナオーク大阪会場

 

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憶々万劫の御心と、 このような息もつかせぬ美との融合が存在するのか…

 

  

 黄金に輝く極楽浄土の光輝、そしてここに『聖観世音菩薩』。私達には「観音様」との呼び名で一番近しく接してくださる菩薩様。「救世(くぜ)観音菩薩」とも呼ばれる。
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六観音の一尊。十一面観音、千手観音、如意輪観音など、多面多臂の変化観音ではなく、1面2臂像を指し聖観音と称される。大慈大悲の観音として、もともとは正法明如来という仏であったが、衆生の救済のため人間界に近い菩薩の身となり、私たちの悩み、苦しみ、願いに対し三十三の御姿に変化し救済してくれる本当にありがたい存在である。

  

三昧耶形(さんまやぎょう)は初割蓮華(綻びだしたハスの花)。

 

 

聖観音は、本品のように左手に蓮華を持っているのが特徴的だが、必ずしも一定していない。観音像の標識としてもっとも見分けやすいものは、頭上、頭髪部の正面に化仏(けぶつ)と称される阿弥陀如来の小像を置くことで、この点は他の観音像にも共通した特色である。

 

 

「聖観音」と一般そして寺院等でもそのように称されている像のうち、著名なものとしては奈良・薬師寺東院堂の本尊像(奈良時代、国宝)、奈良・不退寺本尊像、京都・鞍馬寺像などが想起される。

 

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それにしても美しい。

 

金の観音像は数あれど、純金(K24 Pure Gold) で4.34kgを超える重量、400mm強の大全長など、

専門家でもまれにしか見ないほどの希少性、華麗さ、荘厳さとそして強烈なまでの存在感。撮影時はカメラマンが緊張のあまり手の震えを深呼吸で止めていたほどである。

 

もちろん造幣局のホールマークが底部に刻まれ、物質的な安心担保も完了している。まさに日々の平穏と息災を祈念するに末長くふさわしい御姿である。

 

 

そしてもう一つ特記すべきは、「この形があの高村光雲作である」ということの筆が刻まれていることであろう。

 

 
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高村光雲について  
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(たかむら こううん、1852年3月8日(嘉永5年2月18日) - 1934年(昭和9年)10月10日)は、日本の仏師、彫刻家。

明治維新以後は廃仏毀釈運動の影響で、仏師としての仕事はなく、輸出用の象牙彫刻が流行したために木彫も衰え、光雲自身の生活も苦しかった。そのような中で光雲は木彫に専念、積極的に西洋美術を学び、衰退しかけていた木彫を写実主義を取り入れることで復活させ、江戸時代までの木彫技術の伝統を近代につなげる重要な役割を果たした。

1889年(明治22年)から東京美術学校に勤務、翌年に彫刻科教授、同年10月2日、帝室技芸員に任ぜられる。1893年(明治26年)には『老猿』をシカゴ万博に出品。1900年(明治33年)には『山霊訶護』をパリ万博に出品。1926年(大正15年)に東京美術学校を退職し、名誉教授。

弟子には山崎朝雲、山本瑞雲、米原雲海、関野聖雲など近代日本彫刻を代表する彫刻家がいた。

栄典:1901年(明治34年)4月20日 - 正六位 1903年(明治36年)12月11日 - 従五位 

代表作

老猿(東京国立博物館蔵) 1893年(明治26年)シカゴ万博出品作。木彫。国の重要文化財に指定。
西郷隆盛像(上野恩賜公園)※傍らの犬は後藤貞行の作。
楠公像(皇居前広場)山霊訶護(宮内庁蔵) - パリ万博出品作。
家系:祖先は鳥取藩士とされる。 (参考:ウィキペディア)

 

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光雲は生涯にわたり、観音像を彫り続けた。

 

 

 

中でも本作にあたる”聖観世音菩薩”は光雲が円熟期に到達した傑作。

 

 

 

慈愛に満ちた御仏のご尊顔、襞(ひだ)で表現された天衣(てんね)や腕のしなやかさ、精緻な装飾品表現は黄金の御身を絢爛かつ荘厳に彩る。 

 

 

本作は光雲の生命のほとばしりともいうべき最高傑作を、現代屈指の鋳造技術を駆使し「純金」で蘇らせた唯一無二ともいいべき逸品である。

 

 

根底に流れる、血潮が聞こえてくるような芸術性。純日本製であり純金真性を示す造幣局の999刻印。世界的巨匠の純金作品を所蔵できる幸甚を得るのは誰なのか。筆者は羨望の心持にて見つめていたいと思う。

 

 

 すべての入札者に対し、十二月の幸運を祈る。

 

 

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 予想落札価格:30,000,000円~40,000,000円

 

 

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