コレクションの種類にかかわらず「自分のコレクションには最大限の付加価値を持たせたい」との心理は、コレクターの方々なら皆さん共通しておありと思います。
ここでは筆者が、数多のコイン売買を通し独自に培ってきた情報、経験、ノウハウを元に、価値を生む有力な考え方をいくつかお伝えしたいと思います。
大きくは3つ挙げられます。 |
「水は上から下に流れる」 「飛行機は離陸と着陸を繰り返す」 「点と点を繋いだら線になる」 など、物事の原理原則に基づき判断、行動することは、より良い価値の構築に対し不可欠なアイデアです。 コレクションに価値をうませるため注意すべき原理原則は、数えればキリがありませんが、特に重要なポイントは「四要素三原則」です。よければ「四三(しさん;“資産”)」と覚えてください!
「四要素三原則」とは、 2.「②真正(本物)」であるという基礎がすわり、 3.「③希少性」「④状態」の2要素がその上にバランスよく立っている |
特に、1. 2.の原則においてはこれを「絶対条件」、3.の原則は「必要条件」と定義します。
したがって1. 2.の原則が特に重要になり、それらを確実に抑えつつ、3.の原則のバランスを考えるように購入すれば、そのモノに付加価値発生の可能性が非常に高くなります。
自分なりのルールを作り、それに従って実践して行くことは付加価値の効率的形成に大きく役立ちます。
例えば、「国」「王・女王」「年号順あるいは特定の年号」「通貨単位」「材質」「レリーフ」「グレード」など、何か一定のテーマを決めて集められたら、あなたのコインコレクションは、必然的に統一性、一貫性が生まれます。そして同時に専門知識も深くなっていき、自分のコレクションの価値に対し感覚が鋭くなっていきます。
そのようにしてテーマが完成すると、そこに独自の「カテゴリー」ができ、そのカテゴリーに独自の希少性が生まれ、そして付加価値が生まれることが多いのです。
無論、もうひとつの必要条件である「状態」を無視してはいけない、ということは言うまでもありません。
またルールを定めることは、自分の心を「据わらせる」ことにもなり、投資において禁物の「相場の短期的な上がり下がりに一喜一憂する」ということを少なくさせる効果もあります。
筆者は以前、公認会計士事務所に勤務し、顧問先法人・個人の方々に会計上のアドバイスをする仕事をしておりました。 |
でも「情熱」は違います。この誠実な想いは、その仕事が本当に好きでないと決して出ることはありません。
「情熱」とは「愛」と「怒り」が混ざり合ったような感情です。愛という他者への積極的な感情を、「怒り」のような強い思いで表現しようとする善のエネルギー。それが「情熱」です。
主体的に学び、お客様のメリットを最重要に考え、お客様の利益にそぐわないと判断すれば、あえてお客様の意向と反対の提案も厭わない。そういう「情熱」の人こそが、筆者は「アドバイザー」であり、真の意味で人に感動を与えることができ、対価としてお客様から「信頼」を勝ち取れる人なのだ、と信じます。
筆者もそのような人物を目指し、日々憧れ、勉強させていただいております。ぜひあなたのコインコレクションに関して「アドバイザー」を見つけてください。そしてもしその「アドバイザー」の名が「ルナ・コイン」でありますことを切に願います。
では、実際にどのようなコインを集めたらいいのか。まずは、コイン収集の王道とも言うべき、「英国コイン」を筆者はおすすめします。
英国コインは、アンティーク、ビンテージにかかわらず、昔から普遍的な人気を誇ります。日本のフロアオークションでも、ガラガラの会場が、英国コインの時間になるとにわかに人が集まり椅子が足らなくなる、という現象を見かけるのは、コレクターの皆様もよくご存知のところでしょう。
また世界中にコレクターが非常に多く相対的に高レートでの換金がしやすい、流動性に極めて優れたコインと言えます。
世界一美しい銀貨」の異名を持つゴシッククラウン銀貨、ウナライオン5ポンド金貨等、英国コインには再現不可能とも言えるような緻密
なデザインが施され、その美しさで多くのコレクターを魅了し続けています。
10倍のルーペで観察しても、あまりの精密さに思わず息をのまずにはいられないでしょう。
実際、ヨーロッパ各国のコインもすばらしいデザインなのですが、アンティークも、現在の記念コインも、ここまで時代を問わず我々を魅了し続けるのは、イギリス人の持つ「運命的な美意識」によるものなのでしょうか。 |
アンティークコインの大きな魅力はやはり「再製不可能である」という希少性です。
その中でもイギリスアンティークコインは、記念的要素が強いものは発行枚数がかなり限定され、一般に非常に入手しにくくなります。
そこへ需要供給の原則が働き、だからこそ価値がどんどん上げるわけです。
その希少性と人気が大きな相乗効果を生み、英国コイン(とりわけ金貨)はその発行時期を問わず、コレクターの心をいつも惹きつけ離しません。
希少コインは、持ち主、そしてまた新しい持ち主へと「還流」していくものです。
例えば、あなたがもし1839年ウナライオン5ポンド金貨のオーナーなら、それを誰かに少し見せるだけで、その人は一瞬であなたの社会ステータスの真性を悟ることでしょう。
そのイギリスコインがあなたのそばにいる間、衰えない煌きと黙り込んだ歴史の堆積は、高級車、腕時計といったものよりはるかに、ほかのどんなものよりも強くあなたの揺るぎない地位を無言で知らしめ続けるでしょう。
筆者は英国コインの最大の魅力としてここを強調したいです。
物価の時間軸的な原理原則を考えてみましょう。
物価というものは、短期的には上下を繰り返しますが、図1のように、中・長期的には緩やかな上昇傾向にあります。
従って原理的に考えると、希少な高額コインであれ一般的なコインであれ、人気に裏付けられた需要さえあれば、年数を増すごとに自然に価値が上昇します。
この原則を利用して情報を絶えず入れるようにすれば、図2のようにおのずと売却ポイントが見えてきます。
ここで是非ともおすすめしたいことは、さらなる付加価値のため、コインを購入したあと、一定期間寝かせてみることです。
この方法は特に、予算の比較的少ないコレクターの方におすすめします。自然な物価上昇の流れにまかせるやり方です。
そして時期が来て、うまく売却できたら今度は金額で希少価値の高い一点ものの(憧れの)コインを購入されるのもひとつの有力な手です。
ではその相場の情報はどこからとればいいか。
ぜひルナ・コインに遠慮なくご連絡ください!最後までお読みいただきありがとうございました。